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くも膜下出血は突然やってきた

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くも膜下出血

しばらくして先生に呼ばれ、


「くも膜下出血です。ここでは手術できないから○○総合病院に移送します」
立ったままそう話され、泣き崩れた。
何が何だか分からないまま、また救急車に乗り込み総合病院に運ばれた。

母親は意識は戻ったものの、頭を抱ええづいている。
 
 
 総合病院に到着して、次々と書類に署名をし
主治医から手術の説明を受けた。


造影検査で映し出された破裂動脈瘤の場所が分かる画像と
出血して真っ白になっているCT画像を見せられた。

11時15分から手術をするとの事。
出血した場所の血液が血糊の状態になっているため、出血の状況は落ち着いてはいるがこのままだと必ず再出血するから開頭クリッピング手術をすると話された。

目の神経、鼻の神経の近くだから手術中そこの神経に傷が付けば嗅覚を失ったり視力に障害が出たりする場合がある
一番怖いのは手術中の再破裂で、そうなると死に至る場合もある。

開頭手術に関する最悪の場合を一気に聞かされた。

リスクはあるけれど、でもやるしかない。

手術が終わり次第院内専用のPHSに電話をすると言われ、そのまま家族用待合室で長い時間待ち続けることになった。


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意識障害

それまでえづき頭が痛いと言っていた母親が、急に様子がおかしくなった。
顔がひきつり、りきんでるような状態になったのだ。
ママ?ママ?
私の目を見つめ、顔はこわばり、かと思ったらふっと力が抜け意識を失った。
心電図の脈拍がみるみる下がっていく。

叫ぶ私に救急隊の人がバタバタと動き始め母親の洋服を切り、心臓マッサージを始めた。

目の前で何が起こってるのか分からなかった。
信じたくなかった。
何で心臓マッサージなんかされてるの?
ただただ嫌だと叫んだ。何もできず叫んだ。


とても長い時間に感じたけれどきっと数分だったんだと思う。
そのまま病院にたどり着き、私は看護婦さんに肩を支えら待合に連れられた。


パジャマ姿のまま携帯を握りしめ、頭の中はパニックのまま。
今、母はどうなっているのか、大丈夫なのか、

どうしようどうしよう

弟に連絡したけれどなかなか繋がらず、祖母と叔父に連絡を入れ
とにかく待ち続けた。




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それはいつもと変わらない朝でした

2013年11月8日、AM8:00頃。
私は自分の部屋で寝ていました。
いつもと変わらない朝。

弟はすでに仕事に行っていて、家には私と母親の2人。

ドタッドタッ

大きな物音で私は目を覚ました。
ベッドの下を見ると、母親が頭を抱えて倒れている。

「助けて、助けて、頭が」
えづきながら私にそう訴える母親がそこには居た。

パニックになった。
頭は真っ白で、何が起きたのか分からない
とにかく助けないとどうにかしないと


どうしたの!?ちょっとまって救急車呼ぶから!
そう言って電話を手に取り急いで電話をした。

救急隊の人と電話をしている間も母親は頭を抱えてえづいている。
救急車が来るまでの時間がとてつもなく長く感じた。

救急車が到着し乗り込んだものの、なかなか出発しない。
受け入れてくれる病院がなかなか見つからないのだ。
ようやく決まった病院に向かう途中も、私は母親をさすり話しかけ続けた。
大丈夫だから!大丈夫だから!
必死だった。



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プロフィール

HN:
まる
性別:
女性
自己紹介:
2013年11月、突然倒れた母。
病名はくも膜下出血でした。
その時の状況、手術、入院生活
そして今現在の事を綴りたいと思います。

P R

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